クレジットカードを使った節約術

節約術の一つに、クレジットカードをうまく使うという方法があります。

もしかすると、クレジットカードは無駄遣いの温床のようなもので、節約とは対極にあるように思う人もいるかもしれませんが、これは必ずしも当てはまりません。

確かにクレジットカードがある種の無駄使いを引き起こす可能性があることは否定しません。

実際には支払い能力が無いにもかかわらず、カードを持っていると気が大きくなって、本当は必要でもなく、またよく考えると欲しくもなかったような高額の買い物をしてしまうことはありえます。

また多くのカードにはキャッシング機能もついていますから、これでお金を借りることで利息の支払いが膨らんでしまうということもあります。

利息の支払いなどはまさしく節約とは正反対で、そういう意味では無駄であることに違いはありません。

しかし、このような無駄を防げるのであれば、クレジットカードは一種の節約術として有用であるのもまた事実なのです。

その理由は、クレジットカードを使って買い物をするとポイントがつくことです。

本当に必要なものに絞って、無駄使いを無くした買い物ができるのであれば、ポイントの分だけ、現金払いでの買い物よりも節約できることになります。

クレジットカードで買い物をした場合、どれくらいの価値のあるポイントがつくかというその割合のことを還元率と呼んでいます。

これは必ずしも何ポイントがつくかという数字そのものとは一致しません。

というのも、同じ1ポイントではあってもクレジットカード会社によって価値が異なることがあるからです。

1ポイントが1円相当のカード会社と、1ポイントが5円相当のカード会社とでは、同じ数のポイントを貯めても後者のほうがお得であることは言うまでもありません。

標準的には、クレジットカードの利用金額1000円あたり、5円の価値を持つポイントが貯まるようになっていることが多いです。
この場合の還元率は0.5%となります。

これは、ポイントを失効させてしまったりすることなくうまく使う限りは、全ての買い物が0.5%引きでできることに相当します。

仮に年間100万円のカード決済をするのであれば、実に5000円分得をすることになるのです。

さらに、今ではより高い還元率を誇っているカードも珍しくありません。

しかも、年会費が無料というものもあります。

実際、年会費が無料で還元率が1%というようなクレジットカードさえあるのです。

立派な節約術となることでしょう。